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しぐさで伝え合おう
友好の気持ち
さあ、今から楽しいことが始まるよと犬に伝えるには、遊びましょうのシグナルを使うに限ります。でも、このポーズは、人間がしたらとても変ですよね。
人間が応用するには、ちょっと工夫が要ります。
犬の背中が伸びているのは、「襲いかからないよ」という合図です。
特に、頭の位置が低くなっているときは、「威嚇していないよ」という合図です。
また、うれしいことが起こるのを待ちきれないようなときには、立ったままで前足だけを交互に上げて足踏みすることもあります。
そう、ワクワクしている犬は、垂直の動きが多くなるのです。
犬を遊びに誘いたかったら、背筋を伸ばしたままでしゃがんで、地面や自分のひざを、何度も軽くたたくような動作をして上げましょう。
小さな犬には、指だけをピアノの鍵盤をたたくように動かしてもいいでしょう。縦の動きを見せるのが目的です。
かすかに音が出るのは犬の注意を引くためにいいことですが、犬がおびえるような大きな音を立ててはいけません。
ボールで犬を誘うときも、手に持ったボールを横に振ったり、ぐるぐる回して見せるより、地面にぽんぽんと弾ませたり、空中に投げてはキャッチして見せたほうが、犬には楽しそうに見えるはずです。
カーミングシグナルとは?
犬が発するさまざまなしぐさのうち、相手の敵意や興奮をしずめたり、自分の不安や緊張を和らげたりするための、落ち着きをもたらすシグナル(ボディー・ランゲージ)のこと。 |
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